働きながら取得できる「介護職員初任者研修」

介護職員初任者研修はどんな資格?

介護職員初任者研修とは、福祉や介護業界で働きたい人にとって最も取得しやすい資格として注目されています。
この資格があると介護施設や福祉施設へ就職したり転職しやすくなりますし、介護に関する基本的な知識を身につけたい人にとっても人気がある資格です。

介護職員初任者研修は、もともとはホームヘルパーという資格でした。
しかし制度変更に伴って資格名称も変わり、現在ではホームヘルパーも介護職員基礎研修も介護職員初任者研修と呼ばれています。
資格取得の難易度を見るとホームヘルパー2級と同等ですが、ホームヘルパーの資格取得では施設における実習が必要だったのに対し、介護職員初任者研修は実習は不要となり、その代わりに研修を修了した後に試験を受けるというプロセスとなっています。
ただし最終的なこの試験は不合格者を出すための試験ではないため、研修内容を正しく理解していれば問題なく合格できる難易度です。

介護職員初任者研修においては、介護の基本的な知識やスキルを学ぶことができます。
進み続ける高齢化社会においては、介護に関する法律や支援制度に関しても高い専門知識を持っていることが求められます。
介護職員初任者研修の資格はそうした面についても知識を得られるため、将来的に介護のニーズが発生する人にとっては要チェックの資格と言えるでしょう。

介護職員初任者研修の優位性

介護職員初任者研修の資格を取得することは、たくさんのメリットがあります。
1つ目のメリットは、介護職としてのノウハウを学べることで就職や転職しやすくなるという点です。
例えば訪問介護や施設における介護職のお仕事は、即戦力として働くことができます。
身体介護のスペシャリストとして、食事介助や入浴介助、排せつや着替えの介助を適切に対応できるでしょう。

2つ目のメリットは、他の資格と比べて比較的取得しやすいというメリットもあります。
資格の中には、確かに就職や転職には有利になるけれど難易度が高くてなかなか合格できないものや、独学では合格が難しいものもあります。
その点、介護職員初任者研修は独学でも合格できますし、オンラインの講座を利用すれば試験に出やすいポイントを効率的かつ効果的に学習できるというメリットが期待できます。

こうした講座は、オンラインのみなら5万円以下で受講できますし、通学タイプのモノでも15万円程度の費用で学習できるスクールが多いです。
学習機関は1ヶ月から4か月程度と短く、集中して学べば短期間の準備でも介護職員初任者研修の資格を取得できます。

3つ目のメリットは、仕事として生かさなくても自身の将来的な日常生活に活かせるチャンスがあるという点があります。
自身の親を介護する際にも、専門的な知識やスキルがあると大きな安心感となるでしょう。